空と雨と傘と星。

こんにちは。
なぎやきょうこです。
最近、やけに目につく言葉があります。
「空・雨・傘」
たまたま読んでいた本にあった言葉。
で、それが3冊くらい続きました。
「空・雨・傘」という3段階を使ってものを考える。
すると、問題が解決しやすくなったり、
ものごとを人に伝えやすくなったりする、とのことでした。
調べてみたら、結構有名なフレームワークみたい。
知らなかった―。
ちょっと自分でも試してみたのですが、
いやこれ、かなり重宝します。
グルグル思考がふっ飛ぶので、
誰にも相談できないようなことを考える時にも便利。
そして、この3段階思考って
普段セッションで行っているホロスコープリーディング、
そのものだったんです。
空→雨→傘 という考え方
①まず、空を見上げます。すると曇っています。
↓
②それを見て「雨が降ってきそうだ」と思いました。
↓
③だから、傘を持っていくことにしました。
これが「空・雨・傘」の3段階思考です。
「曇っている」というのは、事実。
誰が見ても同じ現実です。
「曇っていて、涼しいです。」というのは、事実ではないですよね。
涼しいかどうかは、個人の勝手です。
大事なのは、主観をはさまず見えている事実だけを取り出すこと。
これが「空」の部分です。
ホロスコープをよむときも同じ。
どなたかのチャートを初めて見せていただく時、
「あ、月がしし座で木星とアスペクトとってる。
さぞかしわがままに育ったんだろうなー」
つい反射的にこういうこと、思ってしまいがちなんですよね。
でも
「月がしし座で木星とアスペクトをとっている」
これだけが事実。
わがまま云々は「解釈」です。
この時点で「解釈」を加えてはいけない。
「惑星たちの配置」という、事実だけを見るべきなんです。
そして、次の「雨」
「曇っている」のは客観的な事実ですが、
「雨が降ってきそうだ」は個人的な解釈ですよね。
このふたつ、「客観的事実」と「個人的に感じたこと」が
ごちゃまぜになってることって、すごく多いと思うんです。
というか、ほぼ全ての物事においてそうなんじゃないだろか。
ホロスコープは「いきなり解釈」をしてはいけない
ホロスコープを眺めた時、
パッと受け取る第一印象があるのは確かなんです。
そしてその印象は後々、結構重要だったりする。
でも、いきなり
「しし座の月であーでこーで、あなたってこういう人よね」
っていうリーディング、最低です。
もはやこれは、リーディングではなく「決めつけ」
しし座の月も木星のアスペクトも
その方によって「現れ方」が違います。
なので、ご本人へのヒアリングが必須。
「こういうことが得意で、こういうことで悩んでいて…」をうかがって初めて
「ああこの方は、しし座の月をこんな風に使っているんだな」
という「解釈」ができるのです。
これが私の考えるところのリーディング、
すなわち「雨降りそう=解釈」の部分です。
そして、とても大事なのがその次の「傘」
「雨降りそう」と、解釈した結果どうするか。
「では、傘を持って出かけよう」となる。
解釈、気づきの後に続くアクションが「傘」の部分です。
「明るい性格なのですが、時どき自己主張が抑えられなくて…」
「ああ、なるほど。しし座の月が木星とアスペクトとってるんですよー。」
「で?」って話です。
「しし座の月」を持った人の「自己主張おさえにくい」という悩みは
星の定めとして受け入れるしかないのでしょうか。
星の定めとして受け入れる
→ 自分というものを知りたい・自分探し
「定め」とはせずに、改善法を考えて試す
→ フラット思考的ホロスコープリーディング
星の定めなんてないです(ほぼ…ハイ。)
自分の現状に不快を感じるなら、いくらでも改善策を試せばいい。
改善策だって、ホロスコープの中にヒントがいくつもあるんですから。
雲→雨→傘 そして ホロスコープ→リーディング→行動
「しし座の月に木星が云々…
あなた、見かけによらずわがままムスメだったりしません?」
「きゃーすごい、当たってる!」(しばし盛り上がる)
楽しいですけどね…
というか、私も実は結構やっちゃってますけど。
だって、ツカミになりますから(笑)
ホロスコープを使って、現実を変えていくのです!
前世とか、カルマとか、ソウルメイトとか…
読むポイントは確かにあるんです。
でも、肉体をもった次元で生きていくためには
別に読む必要もないかなっていつも思います。
ホロスコープの使い方はお好み次第。
という冴えないオチで、今日の話はおしまいです。
☆ ☆ ☆
それにしても
「空・雨・傘」という言葉のならびが、
とても好みです。
「ホウ・レン・ソウ」は、なんだか可愛くない(笑)
やけに「しし座の月」を連発してしまいましたが、
他意はありません!
なぜか浮かんできたんです💦
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